株式投資を淡々と続けるブログ

株の配当と株主優待で老後に備えます。IPO、投資信託なども。

ソフトバンクIPOの目論見書を読んで対応を検討

こんばんわ。はやひで@淡々ブログです。

IPOが全く当たりません。
ここでようやく、当たる気配がぷんぷんするソフトバンク(9434)のIPOの予定が出ました。
ブックビルディングの期間が12/3から12/7まで。上場日が12/19です。
記事を書くのに、さすがに目論見書くらい読んでおこうと思い、じっくり読める土曜日を待ったのですが・・。
目論見書のページ数は299ページ。結局、前半を中心にさらっと読むことにしました。笑

ソフトバンクの基本情報

公開株数は1,764,063,100株!
国内での売出株数は1,427,287,400株(約14億株)。総額、約2.1兆円!
想定売出価格は1,500円。

昨年度の実績(国際会計基準)です。

売上高  35,470億円
営業利益  6,419億円
純利益   4,127億円
1株あたりの純利益 100.55円

今年度の第2四半期の実績です。

売上高  17,944億円
営業利益  4,433億円
純利益   2,947億円
1株あたりの純利益は、61.55円

 昨年同時期に比べ、売上で6%以上、純利益で20%以上増えています。
ただ、ドコモ、KDDIとも、政府からの指導による将来的な利益減が懸念されて、株価は暴落しました。ソフトバンクも同様に、将来的な利益減の懸念はありそうです。

事業内容について

ソフトバンクは、既に上場している持株会社のソフトバンクグループ(9984)の子会社となります。

メインとなるコンシューマ事業の移動通信サービスにおいては、「SoftBank」、「Y!mobile」および「LINEモバイル」の3ブランドを提供しています。
なお、2017年より「SoftBank」および「Y!mobile」のスマートフォンユーザーは、追加料金を支払うことなくヤフーが提供する「Yahoo!プレミアム」を利用できるとのこと。
私は、Yahoo!プレミアム会員なんですが、長年ドコモを使っていまして、早期リタイアするなら、早めにY!mobileにでも変えたほうがよさそうです。

配当について

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株主還元方針(配当政策)として、下記の記載があります。

純利益に対する連結配当性向85%程度を目安に安定的な1株当たり配当を目指します

配当性向85%とはすごいですね。大丈夫でしょうか。下記で比較してますが、他の通信キャリアと比べてもダントツです。
昨年の1株あたりの純利益は、100.55円なので、同等なら85円ということでしょうか。
想定の株価1,500円だと、配当利回りは5.6%以上になります。

NTTドコモ、KDDIとの比較

通信キャリア各社の、昨年度の売上高、利益などは以下の通りです。

NTTドコモ(9437)

売上高  47,694億円
営業利益  9733億円
純利益   7,445億円
1株あたりの純利益 201.73円
配当   100円
配当性向 49.6%
時価総額 97,110億円

KDDI(9433)

売上高  50,420億円
営業利益  9,628億円
純利益   5,725億円
1株あたりの純利益 235.45円
配当   90円
配当性向 38.2%
時価総額 63,996億円

ソフトバンク(9434)

売上高   35,470億円
営業利益   6,419億円
純利益    4,127億円
1株あたりの純利益 100.55円
時価総額 71,807億円

売上高、純利益ともに3社の中ではソフトバンクが一番少ないですね。
ところが、時価総額はKDDIより大きくなっています。
となると、これ以上株価が上がるとことはなさそうということでしょうか。

日本郵政上場と比べると

2015年に上場した日本郵政(6178)と比べてみます。
日本郵政のときは、公募価格すれすれかと思われましたが、1,400円の公募価格に対し、1,631円の初値を付けました。公募割れもあるかもと言われていましたが、意外なほど上がりました。

このときは、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命が同時上場しましたが、それぞれ、4.9億株、4.1億株、0.7億株となっており、今回の方が多いです。
日本郵政上場時には、大手証券会社はもちろん、岩井コスモやカブドットコムでも当選。結構な枚数を当選することができましたが、今回はもっと当選しやすそうです。
主幹事の野村證券では、今回200株申込み可能(通常100株)なようで、大盤振る舞いになりそうです。

ソフトバンクIPOへの対応は?

とりあえず今の所、参加の方向で考えています。
配当利回りが5%を超えるなら、最悪そのまま持っていてもいいかなと・・。
株主優待についても、ソフトバンクグループでは、携帯電話料金が割引になる優待もあるので、ソフトバンクでも同じような優待があるかもしれません。
ただ、初値の上昇が見込めそうにないので、そんなに枚数もいらないですかね。保有しすぎるのもリスクがあるし。
とはいえ、日本郵政のときのように意外と上がることもあるわけで・・。
どうするかはもう少し条件が見えてきてから考えたいと思います。