マネックス証券。
ネット証券の中で今ひとつパッとしないこの会社の属するマネックスグループ株(8698)が、今年の4月から急騰しています。
私の持株の一つで、長年の悩みのタネでもあったこの株をどうすべきか思案しています。
マネックスグループ株の売り時を検討してみる
低迷していたマネックス株
マネックス証券は、2000年8月に上場しました。公開価格は45,000円、初値は63,300円。株は1,000株が基本で、何か買うのに数十万から100万以上がザラだった時代に、単位株が5万円以下での上場は、初心者にも買いやすいということで話題になっていたと思います。
私はその頃マネックス証券を割とメインで使っており、初心者には危険と思われる信用取引を敢えてやらないなど、株取引を一般にも広めていきたいという会社方針にも好感を持っていましたので、上場後に早速購入しました。
その後2004年8月に上場来高値191,000円(100分割で1,910円相当)をつけた後、長く低迷を続けていました。よく問題も起こしますし、私自身もサポートセンターとのやり取りで辟易し、マネックス証券をメインで使うのはやめました。
コインチェック買収による急騰
2018年4月、マネックスグループがコインチェックを36億円で買収することで合意しました。コインチェックは、仮想通貨NEM流出の顧客への保証466億円を自己資金で支払えるほど財務状況の良い企業だったようです。ただし、利益の殆どは仮想通貨の自己取引での儲けだと思われます(仮想通貨バブルが弾けた今、今後この利益を継続するのは無理そう)。また、あれほどのセキュリティ事故を起こした企業イメージの悪さ、訴訟リスク、セキュリティ対策のための抜本的なシステムの作り直しなど考えると、この先安泰とは言えないでしょう。
いつ売るべきか
昔のマネックス証券は、特に経験の少ない個人投資家寄りの方針を掲げていました。例えば信用取引はやらないなど。そのような姿勢に共感して株を購入したのですが・・・。仮想通貨売買なんかは完全なマネーゲームです。まあ会社として利益拡大のためには方針変更も仕方ないのは分かりますが。
今のチャートであればしばらく持っておきたいところですが、上記のような不安があるので、今のうちに手放したほうが精神衛生上よいかもしれません。
ただ仮想通貨はこれから伸びる感じもするし難しいところですが(自分でやるつもりはないですが)。
ただ私は売りますかね・・。
なお、これをやれやれ売りといいます。