こんばんわ。はやひで＠淡々ブログです。
最近はようやくコロナが減少傾向になっていますがまだまだテレワークを続けております。
テレワークといっても面倒なのは会議・・。
なんだかテレワークになって会議が増えたような気がします。
そして疲れすぎて株の検討が疎かになって、ブログも捗らないという・・。汗
JTがついに減配
そんな中、2月9日にJT（2914）の2020年度決算発表があり、2021年度の減配が発表されました。
20年度の年間配当が154円だったのが、21年度では130円に減配予定となります。
それを受けて10日の株価は、前日比160.5円安の1,990.5円（-7.46%）という大きめの下げとなりました。
まあこのくらいですんでよかったな・・という感じではありますが・・。
私はもともと減配も想定内ですし(泣)、買いたいのを我慢して(笑)株数を増やすこともしていなかったので、今のまま1,000株ちょいを保有し続けるつもりです。
それでも今日は折角の週の半ばの祝日なので、一応決算の中身は確認しておきました。
そのまま保有していても大丈夫！・・と自分に言い聞かせるための理由探しでしょうか。笑
減配となった原因
減配の理由ですが、2021年度の利益減少の予想によるものです。
21年度の利益予想は2,400億円、今期実績の3,100億円から22.6%減となっています。
そもそも2020年度の配当は配当性向が88.1%と利益のほとんどを配当に回すというギリギリの状態。
なので利益が減るとなれば減配も当然でしょう。
ではなぜ減益なのか？
まず国内たばこ事業での大規模なリストラです。
ＪＴ、スイスに「たばこ事業」本社機能を移転へ : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン
リストラ関係の費用が370億円想定されています。
ただしこれにより2023年度からは400億円のコスト削減効果とのこと。
先行投資ですね・・。
次に不動産売却益の減少。
本社ビルの売却益413億円は、当然ながら21年度にはないのでしょうがないです。
そして海外事業での為替影響。これが大きそうです。
20年度はドル円で106.76円に対し、21年度は103円で想定されています。
円高になれば日本円での業績は悪化します。
またそれ以上に他通貨に対するドル高による為替影響が大きいようです。
為替については今後どうなるかよく分かりませんので微妙ですが、割と厳しめの条件では設定されているように思います。
20年度の為替影響が500億円以上のようなので21年度も為替次第でしょうか・・。
配当について
さて21年度の配当130円ですが、配当性向はなんと96.1%！！
ほぼ利益を配当に回す状態なので、この130円というのもかなり無理をした数字といえます。
ただし、上記のリストラ費用は22年度以降の利益を押し上げる要因になるので、将来的には業績は改善するはず！・・と期待したいところです。
そして今回の決算では、今後の配当方針も数字目標「配当性向75%」が明記されました。
以下、決算短信からの引用です。
次期の株主還元方針については、経営資源配分方針で掲げる「事業投資最優先」や「利益成長と株主還元のバランス」の観点から変更しております。変更後の株主還元方針は、以下の３点です。
・強固な財務基盤を維持しつつ、中長期の利益成長を実現することにより株主還元の向上を目指す
・資本市場における競争力のある水準（注４）として「配当性向75％」を目安（注５）とする
・自己株式の取得は当該年度における財務状況及び中期的な資金需要等を踏まえて実施の是非を検討
（注５）±５％程度の範囲内で判断
この方針だと21年度の配当は130円ではなく101円になってしまいますが・・。
一応、一時的なリストラ費用や為替影響が好転すれば、次年度以降も減配せずにいけそうなギリギリの数字なのかもしれません。
配当利回りは、今の株価(1,990円)で6.53%。
利回りとしてはまだ全然高いです。
まとめ
決算資料をざっくり見た感じではこのような感じでした。
でも株価は厳しい状況が続きそうですね。
1年チャートです。
株価はここ1年は何とか下げ止まって、いい感じで復調傾向でしたが、今回の下げで台無しに・・。
今までの傾向からして、株価自体はここからずるずると下がるのかもしれないですね。
とにかくJTは高配当だけで持っていたようなものなので・・。
とはいえ個人的には放置予定ですが・・。
来年度減配といっても大きなリストラもしていますし、何といっても確実に利益を上げられる会社ですから、まあ持っていても大丈夫だろうと思っています。
減配とはいえまだまだ配当はいいですし、パックご飯の株主優待もありますし。苦笑
