伊藤園(2593)より、自社製品詰め合わせの株主優待をいただきました。
伊藤園の優待情報
毎年、4月末日での、普通株式(2593)または優先株式(25935)のそれぞれの保有株式数に応じ、以下のとおり贈呈(年1回)。
100株以上1,000株未満 1,500円相当の自社製品詰合せ
1,000株以上 3,000円相当の自社製品詰合せ
伊藤園の優先株式
伊藤園は優先株式(以下、優先株)というのを出しています。
この優先株というのは、日本証券業協会HPより引用すると・・
優先株とは種類株式の一種で、普通株に比べて配当金を優先的に受ける、あるいは会社が解散したときに残った財産を優先的に受け取れる等、投資家にとって権利内容が優先的になっている株式のことをいいます。ただしその代わり、会社の経営に参加する権利(議決権)については制限されるのが一般的です。
発行会社にとっては配当コストがかかるというデメリットがありますが、投資家に有利な条件を提示することで、通常の増資よりも資金が調達しやすくなります。さらに、銀行のように規制によって自己資本比率が定められている会社にとっては、優先株を発行することでその比率を向上できるというメリットもあります。
配当について優位な点はあるが、議決権はない、ということです。
伊藤園の普通株と優先株の比較は以下の通りです。(伊藤園HPより抜粋)
優先株式 | 普通株式 | |
証券コード | 25935 | 2593 |
議決権 | なし | あり |
配当 | 優先配当 普通配当額×125% 未払い分は累積 |
普通配当累積しない |
残余財産 分配権 |
普通株と同等 | - |
普通株式 への転換権 |
株主の意向による 転換権はなし |
- |
単元株 | 100株 | 100株 |
株主優待 | あり | あり |
議決権がない以外は、概ね優先株の方が有利に見えます。
株価・配当について
株価と配当については、以下の通りです。
・株価(2018/7/20)普通株:5,160円、優先株:2,543円
・配当(2017年実績)普通株:40円、優先株:50円
(2018年予定)普通株:40円、優先株:50円
普通株の場合の配当利回りは、0.8%弱、一方、優先株で2%弱。
優先株の方は、まあまあ割安な感じです。
なぜ優先株が割安に?
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私は優先株の方を保有しています。
買ったのは2009年で、900円弱で購入していますが、その頃の普通株は、恐らく1,200円程度と、それほど大きな乖離はなかったと記憶しています。
それが今では、倍以上の株価の差がついてます。
以下は、過去10年の、普通株(2593)と優先株(25935)の相対比較です。
優先株が、120%くらいの値上がりに対し、普通株は200%を超える値上がりとなっています。
これは、機関投資家が購入するかどうかの違いによるようです。
つまり、大口による指数買いのようなものは、優先株を買わずに普通株を買うためらしい。
TOPIXのETFには優先株が含まれていないとすると、買い付けられないということになります。日銀の異次元緩和は2013年4月より始まりましたが、確かにその後の乖離が大きいようです。(このあたりの真偽は、保証しませんが・・)
それが分かっていれば、普通株を買っておけばよかった・・・。笑
買うときはどう考えても優先株の方がお得だと思ったんですが、そうではなかったようです・・。株の未来を予想するのは難しいですね。
買うなら優先株?
上記だとすれば、今後大口が手放し始めたら、普通株は大きく下げる危険がありそうということでしょうか。そうなるときは、全体の株価も暴落でしょうけど・・。下げる比率は優先株の方が少なそうです。
普通株は高すぎますし、今買うなら、優先株の方ですかね・・。
とはいえ、あまり積極的に買う理由もないのですが・・。