こんばんわ。はやひで@淡々ブログです。
8/10、エリアクエストが優待廃止を発表し、株価が暴落しました。
前日終値230円から、178円と52円安。22.6%の下げです。
2018/3/5に優待導入の発表があり、株価は213円から291円まで大きく上昇。
優待の効果は抜群だったようです。
確かに、2万円の株で1000円のクオカードだと、結構お得感がありますね。
そこからわずか5ヶ月後に優待廃止。すごいですね。笑
一方、配当は、年間2円から、4円に倍増しています。
優待廃止の理由は?
優待廃止の理由としては、決算短信によると、
2018年6月末の株主を対象とした株主優待制度の導入により、2017年12月末に5,536人であった株主数が2018年6月末に37,871人(当初見込み1万人)と大幅に増加し、株主優待関連費用51,631千円を広告宣伝費として引当てた・・
とあり、株主数が当初見込みより2.8万人ほど増えて、株主優待関連費用が増えてしまったことが原因のようです。
つまり、38百万程度が想定外の出費だったということでしょうか。
といいつつも、2円増配するので、45百万ほど配当費用が増えることになりますが・・。
私はこの株は、利益が景気に左右されやすい不動産関連ということ、クオカードの優待はあまり好きではないこと、から投資はしていません。
とはいえ、暴落は安値で買えるチャンスでもあるので、この株を買っていいものか考えてみます。
エリアクエストの株価・配当について
株価と配当については、以下の通りです。
・株価(2018/8/10)178円
・配当(2018/6実績)2円
(2019/6予定)4円
今年の配当利回りは、2.2%。
昨年の倍になったとはいえ、そこまで配当がいいとは言えません。
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配当倍増は妥当なのか?
エリアクエストの今期の純利益は、前期比21.9%減の2.1億円の見込みとなっています。
配当は1株あたり年間4円となるので、9千万円が配当となります。
配当性向は、約43%。
これをみると、これ以上の増配はなさそうです。
むしろ、今後の不動産環境によっては、今の利益を継続できるかも不透明です。
東証一部昇格への影響は?
一点気になったのは、東証一部への昇格条件です。
条件の一つに時価総額(市場変更時見込み)が、40億円以上となります。
これに対し、8/10時点での時価総額は、40,05億円。
わずかに上回っているのみです。
そもそもの優待導入の目的が一部昇格だとすれば、株価を上げるための何かの策を打ってくるのかも?
個人的な方針
会社の対応としても
- たった5ヶ月で優待を廃止する一貫性のなさ(柔軟であるともいえるが)
- 発表を取引時間内に実施するという配慮のなさ(サラリーマンは見れない人も多い)
を考えると、企業姿勢にも疑問を持ってしまいますね。
今のところは積極的に買いに向かう必要はなさそうに思いました。